しこりとは
ヒアルロン酸がしこりとなる原因
原因は大きく分けて2つ。それは“拒絶反応が強く出過ぎる体質”の場合と、ドクターが“大き過ぎる塊で注入”した場合が考えられます。
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- Case1拒絶反応が強く出た場合
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ヒアルロン酸は安全性の高い注入素材ですが、やはり人工の薬剤。体はこれを異物と捉えて閉じ込めようとするので、ヒアルロン酸を覆うように徐々に被膜が形成されます。ただし、これは正常な反応。通常なら被膜が薄いうちに体内のヒアルロニダーゼという酵素で分解されてなくなります。
しかし、中にはこの反応が強く出る体質の方もいて、短期間で厚い被膜が形成される場合も。そうなってしまうと分解・吸収することができないため、ヒアルロン酸はしこりとして残ってしまうのです。
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- Case2大き過ぎる塊で注入した場合
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体質が原因ではない場合、注入したヒアルロン酸の塊が大き過ぎて分解できなかったケースが考えられます。
本来なら早々に吸収されない程度の大きさを保ちつつ、しこりにはならない量のヒアルロン酸を注入しなくてはいけません。しかし、不慣れなドクターは適正な分量の判断を誤ることもあります。
その場合、完全に分解される前に厚い被膜が形成され、しこりとなってしまうのです。
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- その他、ヒアルロン酸の種類や注入場所、繰り返しの注入なども原因として考えられます。
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